2017年4月より、「いたみセンター」を開設しました。
いたみセンター長あいさつ
名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔科学・集中治療医学 教授
名古屋市立大学病院 いたみセンター長 杉浦 健之
名古屋市立大学病院の麻酔科外来(ペインクリニック)の歴史は東海地区で最も古く、昭和41年にさかのぼります。当時、新聞やラジオ等で紹介された時には、ひと月に200人を超える新患が来訪したそうです。2017年4月、麻酔科(ペインクリニック)は開設から半世紀を経て“いたみセンター”として新たなステージへと向かいます。
これまでもペインクリニックでは、院内で関係各科(整形外科・リハビリテーション科、神経内科、精神科、緩和ケアチームなど)に所属する医師・看護師・医療技術者の協力を得て、痛み診療を行ってきました。今回のセンター化により、その繋がりをより強固にし、痛みを持つ患者さんを多面的に理解し、集学的な診療を行うことで、より良い治療効果が期待できます。
これから名古屋市立大学病院いたみセンターは、「集学的痛みセンター」として機能すべく進んでまいります。麻酔科、精神科、リハビリテーション、整形外科を背景の持つ専門家を中心に、侵襲的治療、薬物治療、心理療法、リハビリテーションなど集学的治療の実践と人材育成に力を入れてまいります。
名古屋市立大学病院いたみセンターの特徴
- 様々な原因の急性・慢性痛の紹介患者を対象とします。
- 多診療科・多職種による総合的な痛み治療を行っています。
- 痛みの治療に関連した様々な専門性を持つスタッフによるチーム医療を提供しています。
- 痛みに関連した臨床研究を行っています。
- 痛み診療に関わる医療スタッフの教育・育成を行っています。
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- 瑞医 最新医療の紹介 2018.vol37
- いたみセンターの紹介 副センター長 近藤真前
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- 瑞医 研究「慢性疼痛に対する集学的アプローチの実際 2019.vol39
- ―心理療法、理学療法をとりいれた多職種実践ワークショップ」の開催について
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- 市大病院 さくら広報第151号
- 「いたみセンター」のご紹介
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- さくらHOTnews 第46号
- 慢性の痛みに対する集学的治療の一員 臨床心理士
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